芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

草の実を食べていました

いつも

ふたりで歩いた

近所の

公園の

ハラッパに

鳥が

おおぜい やって来て

草の実を

食べていました

つんつん首をあげさげして

せわしなく

じっと出来なくて

ちょんちょん跳びはねて

雲ひとつない青空の下

五月の昼さがり

ボクは帽子をかぶって歩いていきました