芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

狂いゆく脳

 なんの変哲もない話をしよう。   ある女性と食事を共にした後、駅の改札口で別れた。スマホで時間を見たらまだ九時過ぎだったため、このまま帰宅するつもりだったが心がわずかに揺らいでしまった。何故かこのまま帰ってしまうのが心

芦屋ビーチクラブ その30

 私はいつも我が家の庭に八年前に亡くなった愛犬ジャックの形見、彼の食事用のステンレスの円形容器に水を満たして、鳥たちの水飲み場のために木製の棚を作り、その上に置いている。そして毎朝食器をキレイに洗って水を入れ替えている。