芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

芦屋浜ビーチクラブ その3

 日曜日。きょうも、朝八時前に芦屋浜へ出た。クラブの仲間は誰もいない。東側の堤防の階段になった通路に座って、真っ青な空の下、ボンヤリ、芦屋浜を眺めていた。

 ボツボツ二、三人の仲間が集まり始めたが、このクラブで知り合って飲み仲間にまでなった北村さんが、「メールを見れば、きょうは十三日で、クラブも盆休みだ」

 とこういうことで、ビーチクラブの活動はなかったが、階段に座ったまま、芦屋の海と六甲山を仰ぎながら、北村さんとオシャベリを続けた。他愛ない世間話だが……浜のオシャベリから、近くの喫茶店に移動しても、ふたりだけで楽しいオシャベリを夢中になって続けていた。

 どうだろう。こんなにも楽しいオシャベリも、芦屋浜ビーチクラブの活動のステキなスペシャルメニューではないか。

 

*写真は、堤防の階段に座って撮った芦屋浜。