芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

「リヴィエール 191」を読む。

 永井ますみさんから詩誌を送っていただいた。きょう、一気に読み終えた。

 

 「リヴィエール 191」 発行所/正岡洋夫、2023年11月15日発行

 

 十三人の作家が十四篇の詩を発表している。また、そのうちの七人の方がそれぞれ一篇、計七篇のエッセイを書いている。

 詩に関して言えば、北口汀子の二篇の詩以外は、ほとんど実人生を言葉で写し取ったさまざまな時間が流れていた。

 エッセイの方も谷本州子の連載「花それぞれ」以外は、やはり自分の実人生を語っていた。北口汀子も今号では哲学的思惟中心ではなく自分の現在の状況を強く語っていた。自己状況から実存的苦悩の本質を描き出そうとしているのだろうか。