芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

芦屋ビーチクラブ その11

 先週の日曜日は朝から町内会の清掃作業に参加したため、芦屋ビーチクラブの活動はお休みした。今週は、いつもと違って、きのう、10月14日の土曜日の午前8時から芦屋浜での活動は始まった。

 というのも、去年に引き続き、芦屋ビーチクラブ主催の第2回「プレイフルサンドアートin潮芦屋ビーチ2023」が芦屋浜で開催され、私達ビーチクラブのスタッフはそのお手伝いのために朝から午前12時半ごろまでさまざまな作業に従事したのだった。

 サンドアート。子供たちが砂遊びを通じて、人間本来持っている遊びの本能を引き出し、楽しくて夢中になれる時間を体験することによって、ひいては人生を肯定的に生きる人間へと成長する一助になるであろう、おそらくそういう思いで企画されたイベントだろう、初参加の私はそんな印象を強くした。

 参加者は、150人くらいの親子の方々。また、高島芦屋市長も駆けつけて、挨拶し、砂浜の砂でさまざまな作品を作っている親子を熱心に訪ね歩いていた。言うまでもなく、潮芦屋の市民活動支える第一人者の市会議員長谷さんはこの大会を最後まで見守っていた。

 指導には、子供の教育にサンドアートを提唱している同志社女子大学教授の笠間浩幸氏がわざわざ来訪してあたってくれた。子供たちと一緒になって彼らの遊びの本能を表現する協力者として砂だらけになりながら終始笑顔で対応していた。子供たちだけではない。親も夢中になってサンドアートを楽しんでいた。笠間教授は決して指導者ではない、例えば哲学者で言えばソクラテスのように、一人の産婆として子供たちに生きる喜びを引き出そうと手助けをしている人だ、私はそう思った。

 余談になるが、この催しが終わって、私たち芦屋ビーチクラブのスタッフが後片付けをしているとき、午後1時ごろ、突然強い雨が降り出した。芦屋総合公園のバーベキューエリアで打ち上げをやる予定を急遽変更。リーダーの中村さん宅で二十人近いスタッフがお世話になった。笠間教授も参加してくれた。きのうは、こんな素晴らしい経験を芦屋ビーチクラブは私に与えてくれた。みなさん、お疲れさま、そしてありがとう。

 

*写真は、きのう、10月14日土曜日、サンドアートを楽しむ芦屋市民。